【News No.114】2020年度さやか奨学金給付決定 3年の脱北準備、日本定住、夜間中学から工業高校へ進学

 2020年度(令和2年)のさやか奨学金の受給者が決定しました。コロナウィルスの感染が深刻化し社会活動全般に自粛要請がでるなど変則的な状況下で申請書類を審査しました。

奨学金運営委員会が開けない状況が続いたため、必要申請書類を運営委員が持ち回りで審査となりました。

 申請書類は4月20日に提出され、さやか奨学金運営委委員の皆様に直ちに郵送にて審査依頼を出しました。リモートワークや変則勤務のために意見の集約に手間取りましたが、運営委員全員の賛同を得て、申請者1人に奨学金を給付することが決定しました。

 申請者は2017年に北朝鮮から脱出し、日本に定住ビザを得ました。日本語学習をしながら、日本語の習熟レベルが認められ、翌年には東京都江戸川区の夜間中学に入学し、2年間の在籍で必要な課程を終え、卒業しました。本年4月都立工業高校に入学を許可されました。現在はコンビニエンスストアでアルバイトをしながら生活費や学費を得ていますが、アルバイトが過重気味で勉強に割く時間を圧迫しています。本人の熱心な学習態度、日本語習熟速度などを評価し給付が決定されましたが、学習時間に余裕をもって臨めるように配慮しています。本人が修学年限を終える時点で国家試験を受けて電気技師の資格を得、自立の道を歩むことを期待しています。

 

 この奨学金は返済の必要のない給付型奨学金で、北朝鮮難民として来日後、国家試験を経て看護師となった脱北女性の人格と尽力を顕彰すべく、篤志家3名が発案したものです。その目的は、創設の経緯をしっかりと理解したうえで、彼女に倣って高い知識や技術を身に着けようと願う、向学心に富み、努力する学生に対し、学資を支援するというものです。

 

給付申請&奨学金贈与の篤志家募集

 給付申請は1年中を通じていつでも受け付けます。また給付奨学金の原資を継続的に確保するため、趣旨に賛同いただける篤志家を募集しております。月額1万円を1口として募¥金をしてくださり、1年間以上継続される方を希望しています。また随意の期間に限って厚志をお寄せ下さる方も募集しております。

 

連絡先:北朝鮮難民救援基金内さやか奨学金

     運営委員会委員長 加藤 博

     連絡先:Tel/Fax 03-3815-8127/ nkkikin@hotmail.com

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