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【News113】北送60年の悲劇 第1部~北送在日同胞、日本人妻の悲惨な生活 昨日も、今日も、明日も続く~ 北送在日同胞協会会長 李泰炅

 歴史は動いている。北朝鮮が「自由の楽園」だとの宣伝に乗って北に渡った在日同胞と日本人妻たちは、北朝鮮での悲惨な生活から逃れ脱北した。日本から北に渡り、そして韓国を再定住する地として選んだ人と、日本を「故郷」として定住した人の二つの流れを作った。

 

 日本定住を夢見ながら韓国に定住した人たちは「北送在日同胞協会」を結成し、北送60年を経て、かつての思い出の詰まった「故郷」日本の地を踏んだ。自らが体験した北の地獄をどうしても語らずにはいられなかった。

 

新潟港に集合した「北送在日同胞協会」一行 

 12月12日最初の行事として、衆議院第一議員会館第2会議室で「在日朝鮮人北送の悲劇60年記者会見」を開催した。日本の北朝鮮関連人権団体である「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」佐伯浩明会長、「北朝鮮難民救援基金」加藤博理事長、「No Fence」小川晴久代表や関係者が大歓迎してくれた。

 

 今回の訪日では、北送在日同胞の脱北者5人と各団体の代表は、北朝鮮の暴政と弾圧、悲惨に人生を奪った「北送」の実態、三代世襲下で今でも抑留されている怨恨を吐露され、対策が討論された。

 

日韓両政府は責任を免れない

死亡者、生存者、収監者、被害事例の実態調査、自由往来と自由里帰りを促す 

 同胞北送事業に関しては日本政府も韓国政府もその責任から免れないが、その過去の責任を問うよりも、今でも人権蹂躪にあっている北送在日同胞に対する解決方案を模索することが最重要との結論を見た。

 

 その為に北送在日同胞の死亡者と生存者、収監者、被害事例などの実態調査と自由往来と自由里帰りを促すことに協力する。北送後に人権蹂躪を被った私たちと、北朝鮮在住の在日同胞の人権を守ろうという両国の人権団体と、連帯活動と共同活動に対する確かな信頼を持つことになった。

 

「カオリマル」と「先進化連帯」の合意

 私は9歳で北送され今は69歳だ。北朝鮮では70歳の北送在日同胞の生存率は何%になろうか?まだ存命の北送在日同胞にとっての年月は、金日成⇒金正日⇒金正恩と代を継いだ独裁と弾圧、非人権的な差別による悲劇が今後も続くことを意味する。

 

 10年経てば山河も変わるというが、それが6回も繰り返される間に、北送在日同胞たちと日本人妻が、故郷を懐かしんで恨みを抱き、生涯を終える。この人生を何というべきか!

 

 2019年6月12日、韓国国会の第5会議室で「在日同胞北送の真実」に関した討論会が開催された。懇談会で「在日朝鮮人詐欺拉致と北送60年の悲劇」に対する行事に関して韓国のNGO「カオリマル」の金ソクキュ代表、「コリア先進化連帯」の孫光柱理事長と次のような合意を見た。

 

 第1に、北朝鮮に生存している北送在日同胞と北送日本人の自由往来と帰郷を実現する。第2に、東京の真ん中で朝鮮労働党支部の役割をしている朝鮮総連を、悪の歴史を反省して自由民主主義団体として生まれ変わらせることを目標に活動する。第3に、悪化する「韓日関係」を韓日の市民団体が共同の目的で連帯する良い手本を示す。

 

 韓国では解放70年が過ぎた現在でも植民地時代の過去に対して悪いイメージを有している。「過去に執着して現実を認知できない人々、政府に何の未練があるのだろうか? 私ができるのは、日本の団体と連帯して韓日関係の改善に少しでも役に立つことであり、北送問題は必ず日本の北朝鮮関連人権団体と協力しなければならない。このために微力ではあるが加わりたい。」というのが私の考えだ。

 

 私たち一行15人はカオリマル会員たちの後援もあり、資金不足を感じながらも互いに資金を工面して行事の第一歩を踏み出した。(第2部へと続く)

 

 

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