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自立援助プログラム 果樹園経営の一年 金相吉

 尊敬する難民基金会、すべての会員の皆さん、新年あけましておめでとうございます。

 私はまず先に中国にいる脱北者たちと北朝鮮で苦しい生活をしている人たちを代表して、皆様方に新年を迎え真心から感謝の挨拶を捧げます。

 私たちは貴会の皆様の助けで昨年、特別に脱北者が増える状況で彼らの働き場が探し難い問題を解決するために果樹園の賃貸受け、彼ら自身が働き自分の両手で稼いだお金で、故郷にいる父母兄弟親戚を助けられるようにしました。

 昨年果樹園は脱北者を中心に運営しました。最高で38人もの人たちがそこで働き、彼らの衣食住の問題を解決し、病気の治療もしました。

しかし、春にリンゴの花が咲く時、霜が花を凍らせてしまったので、生産量が減ってしまいましたが、それでも私たちが春に計画していた通りにはなりました。

 それでリンゴ梨6万余斤と雑梨3万斤前後を収穫しました。私たちの果樹園での収入と支出は下記の通りです。( 1斤=500gで計算)

 

収入 

リンゴ梨6万斤×0.7元=42,000元

雑梨3万斤×0.4元= 12,000元

合計 54,000元

 

支出 

労賃   30,000元

病気治療費 2,000元

果樹園賃借費 10,000元

耕運機(トラクター)代

2台合計  11,000元

合計 53,000 元

 

 トラクターは現在も私たちが継続して所持していますので、固定財産として10,000元前後は手許に持っています。

 そして昨年果樹園では畑を耕し、トウモロコシを植えたのが豊作で今2万余斤はあります。またジャガイモ、大根はこの決算に入れてありません。

 それで今年果樹園をまた続けるかは、少し見守ってみないと判りません。

 その理由は情勢がどのように良くなるかを見なければならないからです。

 それでは以上で報告を終えます。

 貴会の皆様に新年も健康でなさっている事業が上手く行くことを真心から祝願します。

 

 さようなら

 

2002年1月1日  金 相吉 筆

 

自立援助プログラムについて

 

当難民救援基金は、北朝鮮からの脱出者を保護し、生活を安定させるためにさまざまな援助をしています。

救援活動が、援助する側から援助される側への一方通行であると、「援助されてあたりまえ」の関係が生まれ、脱出者たちは依存心がつよくなり、自分の運命を自らの力によって切り開く意識が希薄になります。

特に、中国においては、北朝鮮からの脱出者が国際法の「難民条約」で規定された難民であっても、中国政府が「難民」ではなく「不法入国者」「不法滞在者」の扱いをしている限り、置かれた境遇は大変厳しいものがあります。

そこで、自分たちの運命を自ら切り開く強い意志と自立するための援助をしています。

これまで、木製のキーホルダー、十字架を作り、販売し自ら食糧を稼ぎ出しています。果樹園経営も一つの試みです。

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